ショッピングモールで女性のお尻を触り逮捕された→不起訴処分
罪名 | 結果 |
---|---|
痴漢 | 不起訴 |
背景
その日、Aさんは、ショッピングモールで女性のお尻を触ったとして、その場で逮捕されました。Aさんの身柄が警察に取られていることから、Aさんのご家族が相談に来られました。
Aさんのご家族としては、不起訴処分を狙いたい、そのために示談を望みたいとのことで、相談に来られました。
対応
その日のうちに受任することとなり、接見に行くと、Aさんとしては、女性のお尻を触ったことについて認めていました。
Aさんから詳しい事情を聴き、検察官に勾留をしないよう上申書を提出しました。そうすると、Aさんは勾留されることなく、身柄が解放されました。
その後、まず行うべきことは被害者と連絡を取ることであると考えたので、被害者の方と連絡を取りました。被害者の方と連絡を取ったところ、Aさんの言い分と被害者の言い分とでは若干のずれがありましたが、被害者の方と定期的に連絡を取り、Aさんが反省していることを伝え、示談金の面で折り合いをつけることが出来ました。
結果
結果として、無事今回の件について許しをいただき、示談することが出来ました。
当事者同士で示談交渉を行うことは非常に困難です。かえって話がこじれてしまうことも十分考えられるので、弁護士に示談交渉を依頼すべきです。
もちろん、その際には、ご依頼者様の利益が最大化するようベストを尽くします。
今回特に気を付けた点は、被害者の方の感情をコントロールするということです。
犯行態様については、それぞれの言い分が違ったので、被害者の方としては、Aさんが反省していないのではないかと疑う可能性もありました。そこで、被害者の方と定期的に連絡を取り、言い分が違うのは、Aさんは、当時パニックになっており、嘘をついているわけではないと丁寧に説明をしました。
その結果、Aさんのご家族が相談に来られて、約2週間で示談がまとまり、その後不起訴となったので、早期解決になったのではないかと思います。