刑事事件 [事例15]

知人と口論になり暴行して鼻を骨折させてしまった→不起訴

40代男性
罪名結果
傷害 不起訴

背景

知人女性と口論になり、その際に知人女性に暴行を加えて鼻を骨折させてしまったAさんは、警察を呼ばれてしまい、警察署で事情聴取を受けました。

幸い、逮捕はされませんでしたが、後日、再び警察署で取調べを受けることになりました。

事件から数週間後にAさんご本人が当事務所に相談に来られ、弁護のご依頼がありました。Aさんのご依頼の内容は、被害者と示談をして前科がつかないようにしてほしいというものでした。

対応

ご依頼を受けた後、早速、示談交渉をするために担当警察官に依頼して被害者の連絡先を教えてもらおうとしました。しかし、被害者も弁護士に依頼していたため、被害者の連絡先は教えてもらうことができず、被害者の代理人弁護士の連絡先を教えてもらって、その弁護士との間で示談交渉を開始しました。

交渉開始当初、被害者の処罰感情が非常に強く、怪我も鼻の骨折というものであったため、交渉は難航しました。

Aさんが書いた謝罪文を代理人弁護士を通じてお渡しして読んでいただいた上で、金額について何度も交渉を重ねた結果、最終的にお支払いするという内容で示談が成立しました。

結果

示談が成立した後、その示談書を担当検察官に送付したところ、後日、Aさんは不起訴処分となりました。

今回は、女性の被害者に対して鼻骨骨折をさせてしまった傷害事件であったため、当然ながら被害者の処罰感情は強く、交渉は難航しましたが、謝罪文を作成し、代理人弁護士を通じてお渡しした上で、何度も代理人弁護士との間で交渉を重ねたことで、最終的には何とか示談を成立させ、不起訴処分を獲得することができました。

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