刑事事件 [事例7]

酔っぱらって傷害事件を起こしてしまい逮捕→不起訴処分

50代男性
罪名結果
傷害 不起訴

背景

ある日、Aさんは、酔っぱらった勢いで、2名の方に傷害を負わせる傷害事件を起こしてしまいました。そして、警察に逮捕されてしまいました。

奥様が事務所に来られて、身柄解放をしてほしい、被害者の方と示談をしたいとの意向でしたので、依頼を受けました。

直ちに、Aさんが留置されている警察署へ行き、Aさんも弁護を依頼したいとのことでしたので、正式に依頼を受けることになりました。

対応

Aさん曰く、事件当時の状況についてはお酒に酔っていてほとんど覚えていないとのことでした。
もっとも、身柄の早期解放のためには、事件については認めたうえで、身元引受書等を準備して、検察官の勾留を阻止する活動が必要でした。

検察官は勾留の請求を行い、裁判所もこれを認めましたが、判断が誤っているとして準抗告を行いました。その結果、準抗告が認められ、Aさんは身柄を解放されました。

その後、被害者2名の方と示談交渉を行いました。今回の事件は、傷害事件として相手にけがを負わせてしまっていたので、示談金についてもそれぞれ50万円ずつをご用意していただきました。

最終的には、被害者1名の方に40万円、もう1名の方に60万円をお渡しして、それぞれと示談をすることができました。

結果

結果として、その旨を検察官に報告し、最終的にAさんは不起訴処分となりました。

今回の事件では、Aさんはお酒に酔っぱらってしまっていること、被害者2名いるということで、示談が2件ともうまく成立させられるかが心配でした。

通常、お酒に酔った方から被害を受けた被害者というのは、被害を受けたことについてとてもお怒りです。そのため、示談交渉にあたっても、とても神経を使います。
今回の示談においても、被害者の方との交渉は最初から最後まで、誠意をもって対応いたしました。

その結果、示談が成立し、Aさんが不起訴となったことは、とても喜ばしいことでした。

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