交通事故 [事例11]

60代主婦、弁護士へ依頼したことにより後遺障害12級を獲得した事例

60代女性
主な症状損害賠償金
右脛骨腓骨骨折、左下肢皮膚欠損、右第5-8・11肋骨骨折等 約750万円

背景

依頼者が歩道を歩行していたところ、ショッピングセンターに入ろうとした車に轢かれました。

依頼者は、後遺障害の等級獲得を希望していました。
また、依頼者は、相手方損保が提示した見積もりに納得していませんでした。

対応

依頼者は、後遺障害の等級を獲得することを希望していましたが、当初の後遺障害診断書の記載では不十分でしたので、主治医に追記をお願いしました。
当事務所からのお願いすべてについて追記していただくことはかないませんでしたが、後遺障害12級を獲得できました。

また、傷害慰謝料は裁判基準の9割、後遺障害慰謝料は裁判基準の10割で示談することができましたが、休業損害は当事務所の請求額の3分の2までしかならず、また、逸失利益(将来減るであろう収入額)は認められませんでした。

もっとも、主婦の休損損害については、当事務所からの請求額の半分ということもままありますので、3分の2というのは妥当であり、依頼者も納得していました。

また、逸失利益については、主治医に医療照会(医学的意見を求めること)をかけ、争うという方針も考えられましたが、期間がかかることや、担当の主治医が依頼者に有利な意見を書いてくれる見込みが低い事情があったことから、依頼者と相談の上、あえて争わずに早期解決を優先し、示談しました。

結果

後遺障害12級を獲得できました。
傷害慰謝料は裁判基準の9割、後遺障害慰謝料は裁判基準の10割で示談することが出来ました。

一口に交通事故の損害賠償請求といっても、損害の項目(傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、休業損害、逸失利益等)は多数ありますので、そのうち、勝ち目のある項目は取りこぼさず、時間をかけても勝ち目のない項目については譲るという方針が必要なときもあるのだと思います。

なお、事件終結後、依頼者が当事務所までお菓子を持参くださり、大変に感謝されました。

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