交通事故 [事例16]

慰謝料や逸失利益について1200万円以上の大幅アップに成功

30代男性
主な症状損害賠償額
腰椎脱臼骨折、第2腰椎椎体骨折 590万円→1800万円

背景

Aさんは、片側二車線の道路の左車線を走行していたところ、Aさんを視認していなかった加害車輌が車線変更しながら追突してきました。加害車輌は、不眠不休の仕事帰りで大変疲れており、Aさんを完全に見落としていたようです。

Aさんは、バイクの転倒とともに投げ出され、腰椎脱臼骨折、第2腰椎椎体骨折等の大ケガを負いました。

保険会社から慰謝料等の提案を受けたが、相場がよく分からず、正当な提案かどうか専門家に判断してもらいたいとのことで、ご相談いただきました。

対応

いわゆる傷害慰謝料・後遺症慰謝料については、被害者の精神的苦痛がどのように生じていたのかを具体的に訴えたうえで、今後将来的にどのような場面で精神的苦痛を感じていくことになるであろうかを切々と訴えました。
保険会社担当者とは、当事務所の面談室において直接討論し、計4名が互いの主張をぶつけ合った形です。

逸失利益については、かなり強硬な主張を受けましたが、現在既に仕事に支障が生じていることの他、過去の裁判例に照らし、裁判例が逸失利益を認定するにあたっての考慮要素を意識した主張を展開しました。

保険会社担当者が、過去の裁判所の判断を十分検討したうえで交渉に臨んできたため、泉総合法律事務所においてもAさんに有利な裁判例を横断的に調査しました。
その上で、本件では判断が分かれ得るところではあるものの、それでもなお、Aさんにとって有利な裁判がなされる可能性が高いことを示唆し、保険会社を説得しました。

結果

以上の結果、保険会社の提示から1200万円以上の大幅な増額を引き出すことができ、合意することが出来ました。

交渉に必要となる可能性のある資料を早い段階から収集し、事案を十分検討したことが、早期の高い基準による示談成立を導いたものと思います。

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